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高校の人気投票で健闘した僕は、卒業式でスピーチをする羽目になった(後編)

先生の1票の方が圧倒的に同級生の1票より重い。肝心の先生票ではどうみても出木杉くんの方が優勢で、僕はホームルーム票を総取りするくらいでないと勝ち目がなかった。その点、人望がある首席くんが立候補しなかったのは痛かった。彼がいればエリート票が割れ、庶民の票を固めた僕が出木杉くんをホームルームで上回る可能性が高まったのに。

米国中間選挙を解析!(後編)

【上院の予想】

注目されている上院の議席を投票終了時間の順に解析していこう。時間はすべて11月9日(水)の日本時間。

リマインドとなるが、共和党が一つでも議席を増やせば過半数を獲得する。以下の予想では、ネバダ州で共和党が民主党から議席を奪い、(後日の決選投票に持ち込まれるであろうジョージア州の結果に関わらず)共和党が僅差で上院の過半数を獲得すると予測している。

米国中間選挙を解析!(前編)

アメリカ大統領任期4年の2年目にある中間選挙が11月8日(火)に実施される。多くの大統領にとって鬼門となるこの選挙を、バイデン大統領は克服できるのか。解説を兼ねて予想してみたい。

低い投票率も金も無能な政治家も、「政治」にはつきもの(後編)

僕は政治と政策は切り離して考えるべきものだと思っている。日本は「多種多様な1億人」から構成されており、「政策」もその人数分だけ存在する。たった700人の国会議員だけを考えても、それぞれが自分の政策に拘泥したら、国会はカオス状態に陥ってしまう。政策に無頓着な人がいて、そういう人が政策に拘りがある人たちをまとめ上げているからこそ、国が麻痺しないで運営されていけるのだ。

ジョーのインタビュー〜恐れる以上に得るものはない(前編)

以前からしつこく「俺をインタビューしろ」と言ってきてるジョー。うざいのでとにかく黙らせるために形式的なインタビューを行ったところ、どうせましな話は聞けないだろうと諦めていたら、恐れてた以上に得るものがなかった。

---本日のインタビューはさっさと終わらしましょう。

僕はいくらでも時間があるから、そんなに気を使わなくてもいいよ。

--そっちが良くてもこっちがイヤなんです。で、なんでそんなにインタビューをしてもらうことに拘るんですか?

それはさー、僕の夢って有名人になることなんだけど、インタビューを受けるってことは有名人になれた証じゃん。

周囲にいるヤバい人達を閣僚にする空想ゲーム、「組閣モノポリー」(後編)

知的財産戦略・科学技術政策担当大臣 H.S.さん (再入閣)〜 この人は実務能力が疑わしい一方で、終日でかい夢を追っかける話ばかりしている面白い人である。「夢を追っかけている」のではなく、「夢を追っかける話をしている」のである。よって、毎日花火を上げながら一年経っても何も変わらないので、僕としては理想な大臣だ。天真爛漫な性格で国民的人気が抜群なので、エンジニアの経歴を活かせるIT担当大臣のポストで1年ぶりの再入閣をお願いした。目玉人事だ

周囲にいるヤバい人達を閣僚にする空想ゲーム、「組閣モノポリー」(前編)

最近の僕は、「組閣モノポーリー」と名付けた自己開発ゲームで空想にふけている。

ゲームの設定とルールはこうだ。

  • 自分は内閣総理大臣
  • 現内閣は第5次ジョー第2次改造内閣
  • 直近の総選挙は2年前で、参院選も含むと大型選挙で8連続圧勝
  • 現在の内閣支持率は48.9%
  • 与党内の支持基盤安定化のために、内閣改造が必要
  • 周囲の友人、同僚、知人が全員入閣待機組(つまり、入閣させないと反乱を起こしかねない)
  • 周囲から第5次ジョー第3次改造内閣の閣僚を選定

この設定の中でどういう人事を行うかによってその人の政治姿勢が明らかになるのだが、僕の場合、政治的目標は迷いなく「節操ない内閣支持率の維持」なので、次のような基準で閣僚を選定していく。

二階俊博を評価できなくては、政治は理解できない(後編)

二階は、自民党に復党した直後、旧保守新党のメンバーより構成する派閥「二階グループ」を立ち上げて会長を務めている。その後、自民党の総務局長(今の選挙対策委員長に相当し、党の選挙の責任者)に任命されると、2005年の郵政解散で自民党を圧勝に導き、子分を増やした。

二階俊博を評価できなくては、政治は理解できない(前編)

僕は自称「政局マニア」である。「政治」マニアではない。「政局」マニアだ。

そんな僕が政治において何より評価するのが、政治権力の獲得維持能力。僕にとって、政治家の政策や政治思想なんてモノは二の次にすぎない。

そういう意味では、この5年間、自民党を牛耳ってきた二階俊博幹事長は尊崇に値する。

政権が取れちゃうからこそ、僕は政治家にならない(後編)

「政党は組織」が持論5である僕は、考えが合わない、などという子供じみた個人的な事情で離党はしない。そして、自分が政党を作ったら、党を離れる議員の離党届を受理せず除名処分にし、次の選挙では対抗馬を立てて、刺違えになってでも潰しに行く。

「政局は勝ってなんぼ」が持論6である僕は、政局の兆しには常に敏感でいて、予期しなかった政局に足をすくわれる、などというヘマは絶対にしでかさない。政局に勝つ確実な方法は奇襲を仕掛けることなので、政局が起こりそうになったら、主導権を握るために自分から先に起こす。

政権が取れちゃうからこそ、僕は政治家にならない(前編)

全国を彷徨っては選挙の手伝いをしている僕は、「ジョーさんは出馬しないんですか」とたまに聞かれることがある。

この質問に対して、僕は断言できる。絶対に出馬しない。

理由は、やりたくないからとかできないから、というわけではない。それどころか、政策に無関心で政局にしか興味がなく、が大好き話術の才能があり、面倒見がよくてそつなく実務をこなす僕なんかがその気になったら、初当選から10年以内で政権を取り、10年間の長期政権を築いた後、10年間は院政を敷いてしまう。

投票率なんかより肝心なことがある(後編)

日本と米国で根本的に違うのは、投票率ではなく、日常における政治への身近さだ。

米国では、中学時代に国会議員に手紙を書いて返事をもらい、高校時代に国会議員の地元事務所でインターンをし、大学時代に徹夜で政治を議論し、大学院時代に選挙ボランティアを経験した、という人がざらといる。

果たして、これを一つでも経験したことがある日本人がどれほどいるか。

ジョーの人生の方式(後編)

徹夜と言えば、カラオケを思い出す。前職での最も懐かしい思い出は、朝4時まで同僚とカラオケで歌いほうけたこと。救いようがないほどの音痴でも、ここまで歌うことが好きなら睡眠<音楽と言えるだろう。

ジョーの人生の方式(前編)

このブログの熱烈なファンならご存知のはずだが、僕はありとあらゆる趣味を持っている。

僕にとって大切なものをざっとリスト化すると、こんな感じか。

「時間」について考えさせられた2017年

今年も残すところわずかばかりとなりましたが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

2017年は色々な面で「時間」について考えさせられた年でした。

6月と9月には、大学時代のルームメイトが立て続けに結婚しました。ルームメイト4人が揃ったのはほぼ大学時代以来のことでしたが、その頃と変わりなく彼らと接しながらつくづく感じたのは、真の友情とは時間を超越するのだな、ということです。

もっとも、「時間」の経過には抵抗できないことを今年改めて実感したのも事実です。数年前、ませた親族の子に「何とか時間が過ぎるのを遅くできないかな」と尋ねたら、「時間が過ぎるのが早いのは毎日が楽しみだからだよ」とちょっと生意気な返事が戻ってきたことがありました。彼に「今年は特に目紛るしかった」と愚痴をこぼしても、きっと、「毎日楽しくしすぎだよ」と冷ややかに返されるだけでしょう。

なぜトランプ?そして米国民主主義に対する信頼

先週、ドナルド・トランプ氏が米国大統領に選ばれた。

トランプ氏は、「日本は核武装すべきだ」とか、「メキシコ人はレイプ犯だ」とか、「イスラム教徒の移住は全面的に禁止すべきだ」などの問題発言を、大統領選を通して繰り返してきた。

そのような人物がなぜ大統領に選ばれるのか、という問いに対する簡単な答えはない。ただ、ひとつ言えるのは、トランプ氏の当選は米国という国の複雑さの表れであるということ。

2015年を振り返って

今年も残すところ数日となりましたが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

2015年は例年にも増して早く過ぎってしまったように思いますが、今年を振り返りますと 、私にとっての最大のニュースはPeter E. Doyneニュージャージー州裁判所判事による引退だったのではないかと思います。

2014年は相変わらずの充実した年でした

寒気いよいよ厳しくなりましたが、皆様にはお元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。

時が過ぎるのも速いもので、先の9月、私は東京赴任になり3年を迎えました。今の事務所に勤めるようになって6年。これからは東京勤務の方がニューヨーク勤務より長くなります。

生涯におけるこのような節目は記憶に残るものです。私が初めて渡米したのは小学3年生になったばかりの時で、8年後に米国生活が日本生活より長くなった時の複雑な心境は今でもよく覚えてます。似たような節目を今度は日本で社会人として迎え、最近はあの高校時代の心境を思い出しながら反対の観点から感慨深くなっています。

威張る人間、嫌な人間

僕は偉そうにしている人間が大嫌いである。理由は至って簡単。僕の方が偉いに決まっているから。

最近昔以上に、威張っている人に対して嫌悪を感じるようになった。米国にもそれなりに威張りくさっている人間はいるが、日本の方が肩書きや学歴などを盾に横柄に振る舞うレベルの低い人物が多いようだ。

そんな事は様々な人に出会う機会がある選挙運動を通じてよく感じる。

ぼくは日本の地理が昔からちょっと大分苦手

アメリカ人の無知を説明するのによく使われるのが、国民の3分の1が非標の世界地図で中国を特定することができない、という恐ろしい世論調査。中学でこれを聞いたとき、「この国の人間はどこまで阿呆なのか」と思ったのをよく覚えているが、僕も実は余り他人のことは言えない。

同じく中学ごろだっただろうか。塾で無標の日本地図に正しく都道府県の名を記入するミニテストがあり、答えられたのは北海道と青森だけであった。

そもそも、地理テストというのは二つの面で難しい。
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