周囲にいるヤバい人達を閣僚にする空想ゲーム、「組閣モノポリー」(前編)

最近の僕は、「組閣モノポーリー」と名付けた自己開発ゲームで空想にふけている。

ゲームの設定とルールはこうだ。

  • 自分は内閣総理大臣
  • 現内閣は第5次ジョー第2次改造内閣の超長期政権
  • 直近の総選挙は2年前で、参院選も含むと大型選挙で8連続圧勝
  • 現在の内閣支持率は48.9%
  • 与党内の支持基盤安定化のために、内閣改造が必要
  • 周囲の友人、同僚、知人が全員入閣待機組(つまり、入閣させないと反乱を起こしかねない)
  • 周囲から第5次ジョー第3次改造内閣の閣僚を選定

この設定の中でどういう人事を行うかによってその人の政治姿勢が明らかになるのだが、僕の場合、政治的目標は迷いなく「節操ない内閣支持率の維持」なので、次のような基準で閣僚を選定していく。

  • 支持率の下落につながる閣僚発言はお断り〜物事をはっきり言う問題児には、どうでもいいポストに就いていただく
  • 政策への拘りは不要〜政策なんて人気と無関係なので、夢と希望に溢れる人には、成功しても失敗しても支持率に影響を及ばさないポストを準備する
  • 目玉人事が最低1人は必要〜国民に人気がある人には、ピエロ役を演じて内閣支持率向上に貢献していただく

実際に取り掛かってみると、この組閣ゲーム、意外と難しい。ハードルとなるのが「全員入閣待機組」の設定だ。というのも、僕の周囲には失言の勃発や政策の暴走につながりかねない危険人物が多すぎるのだ。

苦労しながらも、僕はこんな風に組閣を進めていった。

消費者及び食品安全・宇宙政策・防災担当大臣 I.T.さん (初入閣)〜 この人は「国家力向上のために、日本語での教育を廃止して英語教育を徹底すべき」みたいなやばい考えを持っており、放っておくと何をしでかすか分からない。結局任せられるのは、何を目指してもどんな失敗をやらかしても誰も注目しない分野(宇宙政策)か、本人がまったく関心のない分野(消費者及び食品安全)しかなかった。思想的には危険だが実務能力はあるので、万一災害があった時のみ実務能力が注目される防災担当大臣を兼任してもらうことにした

規制改革・男女共同参画担当大臣 K.N.さん (初入閣)〜 この人は優秀なだけでなく大きな志を持っており、良い政策を山ほど思いつきそうである。そんな才能を活かさないのはもったいない一方で、人気を維持することにしか関心がない僕としては、この人に暴走されても困る。よって、好き勝手にやっても誰にも注目されないポストを準備した。誰も期待していないところで成果を上げて、意外と内閣支持率向上に貢献してくれるかもしれない

後編に続く)

 
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