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数学的な確実性を持って40億円も宝くじで儲けたあるアメリカ人夫婦の話(後編)

あいにく、ジェリーがWinFall宝くじのカラクリに気づいた数年後、ミシガン州はこの宝くじを廃止してしまう。理由は、皮肉にも人気がないことだった。

だが、セルビー夫婦はまったく同じルールの宝くじがマサチューセッツ州にもあることを知る。そこで2人は、1500キロ離れたマサチューセッツ州までわざわざ車で行き、州境にある2つのコンビニで60万ドル分(8900万円)の宝くじを購入した後、近くの安ホテルで各くじの当たり外れを確認するという旅を年7回行うようになる。

実は、この最後の確認が大変だったらしい。

数学的な確実性を持って40億円も宝くじで儲けたあるアメリカ人夫婦の話(前編)

「宝くじは買わないと当たらないんだ」

こう断言してはサマージャンボと年末ジャンボを買い続ける僕を多くの人は揶揄するが、アメリカには数学的な確実性を持って2600万ドル(40億円)も宝くじで儲けた人たちがいる。

彼らの名前はジェリーとマージ・セルビー(Jerry and Marge Selbee)。人口1900人で信号が1つしかないミシガン州のエバートと呼ばれる小さな町に、子供の頃から住んでるありふれた夫婦である。

大谷はお金に無頓着であってはいけなかったのに無頓着だったから、詐欺にあってしまった

大谷翔平の元通訳、水原一平が米国で起訴された。起訴状を読めば、大谷が知らないところで水原が1600万ドル(約25億円)をも窃盗していたことは、もはや疑いの余地がない。

水原の欺瞞は相当深かった。

  • 大谷の野球選手としての給料が振り込まれていた銀行口座には、水原のメールアドレスと電話番号が登録されていた
  • 賭博業者への送金は、すべて水原のモバイルやパソコンから行われていた
  • 銀行から本人確認の電話があった時、水原は大谷に成りすまして大谷の個人情報を伝えていた

詐欺師が支配している銀行口座にプロスポーツ選手の給料が振り込まれてしまっているシナリオは、まさに以前紹介したペギー・アン・フルフォードの詐欺事件と同じである。

ここまで証拠が出てきているのにもかかわらず、まだ「25億円もの金がないことに気付かなかったなんてあり得ない」と大谷を疑っている人がいる。

だが僕は、別に大谷が騙されやすい世間知らずでなくても、彼が何も知らなかったことは十分あり得ると思っている。

小室圭の世界にいた時の僕は、危うく金銭感覚が狂うところだった(後編)

その数ヶ月後、ある案件で届出のために3万円弱の費用が発生することが判明した。つい最近まで公務員だった僕からしたら3万円は結構な大金だったので、これを支払っていいものか上司に相談しに行ったら、「そんな少額で相談に来るな!」と怒鳴られながら追っ払われてしまった。よくよく考えてみたら、この人はクライアントに対して1時間8万円請求しているのだ。その感覚からしたら、確かに3万円は大した金額ではない。

小室圭の世界にいた時の僕は、危うく金銭感覚が狂うところだった(前編)

小室圭がいるような法律事務所に在籍していたことがある僕は、給与と金銭感覚の面で随分と波乱万丈な道を歩んできている。

実は僕は、キャリアを公務員として始めた。いずれは企業法務に携わるつもりでロースクール時代に法律事務所から内定を貰っていたのだが、少しは「人のために尽くす」という弁護士の本来の姿を経験した方が自分のためになるだろうと思い、1年間だけ、ニュージャージー州で裁判官の助手であるロークラーク(law clerk)という仕事に就いていた。

悪循環に陥った株式市場には抗えない(後編)

すると定番のように出てくる話が、「粉飾決算」だ。どんな時でも業績が悪い会社は決算を粉飾してでも資金を調達しようとするが、市場が冷え込むと粉飾するインセンティブが高まる。そして、どんな粉飾も基本的には問題を後送りにしているだけなので、下落市場になるとある日突然自転車操業があっけなく崩壊する。

悪循環に陥った株式市場には抗えない(前編)

株式市場が長期的な弱気相場に入ったようだ。英語で言ういわゆるBear Marketだ。

これに突入すると、悪循環の始まりだ。

投資家というものは、いったん下落市場に嫌気が差すと、とにかく売却することにしか関心がなくなる。会社の業績がよければ株価は5%の下落、まあまあであれば10%の下落、最悪であれば20%の下落。どんな業績でも株価は上がらず、所詮は下げ幅の違いにしかならない。

低い投票率も金も無能な政治家も、「政治」にはつきもの(後編)

僕は政治と政策は切り離して考えるべきものだと思っている。日本は「多種多様な1億人」から構成されており、「政策」もその人数分だけ存在する。たった700人の国会議員だけを考えても、それぞれが自分の政策に拘泥したら、国会はカオス状態に陥ってしまう。政策に無頓着な人がいて、そういう人が政策に拘りがある人たちをまとめ上げているからこそ、国が麻痺しないで運営されていけるのだ。

暴落するかもしれない覚悟がないなら、株に手を出してはいけない(後半)

僕は投資に関するうまい話はありえないと確信しているので、今の世の中は下げ相場の兆候だと思えて仕方がない。

日常のように、SNSで株で儲けた話が投稿され、YouTubeで投資勧誘の広告が流れる。そして、何より、今まで投資をしたことがない人たちが、僕に投資の相談をしに来る。これはまさに、高校時代、株式市場大暴落の直前に、食堂のおばちゃんが僕に株の話を振ってきたことを思い出させる現象だ。

ジョーのインタビュー〜恐れる以上に得るものはない(前編)

以前からしつこく「俺をインタビューしろ」と言ってきてるジョー。うざいのでとにかく黙らせるために形式的なインタビューを行ったところ、どうせましな話は聞けないだろうと諦めていたら、恐れてた以上に得るものがなかった。

---本日のインタビューはさっさと終わらしましょう。

僕はいくらでも時間があるから、そんなに気を使わなくてもいいよ。

--そっちが良くてもこっちがイヤなんです。で、なんでそんなにインタビューをしてもらうことに拘るんですか?

それはさー、僕の夢って有名人になることなんだけど、インタビューを受けるってことは有名人になれた証じゃん。

「腕時計通貨」という、僕のややっこしい日常通貨(後編)

ということで、腕時計通貨で重要なのは、本数ではなく「機能」と「ブランド」を通貨単位にすることなのだが、ここで紛らわしいのが、「機能」の価値は実用性に反比例しているということだ。

たとえば、Seikoの時計は時間の正確性が売りだが、正確性と呼ばれる"機能"には「銭」レベルの価値しかない。「円」の価値がある機能といえば、ミニッツ・リピーターやパーペチュアル・カレンダーだろう。

「腕時計通貨」という、僕のややっこしい日常通貨(前編)

僕は50,000,000,000ジンバブエ・ドル札を持っている。

この紙幣の価値は、ハイパーインフレーションのせいで1銭未満。こんなに桁がある通貨でモノの価値を測っていたらエライことになりそうだが、実は僕は日常生活で「腕時計通貨」という僕特有の通貨を使ってモノの価値を判断しており、これはこれで十分ややっこしい。

「ジョーのおしゃべりトラブル」と言われている事柄に関するジョーの文書の後編(後編)

4【周囲の私の話に対する受け止め方とそれに対する私の考えとそれに対する周囲の反応について】

このように私としては有意義な情報を貴重な意見と共に伝える努力を最大限尽くしてきたつもりですが、いつでも、どこでも、誰からも、私が口を開く度に、屈辱的かつ人格否定的な発言及び行為が多く見られました[注7]。また、必ずしも否定的とは言えない振る舞いであっても、そっけない反応が多かったです[注8]。

「ジョーのおしゃべりトラブル」と言われている事柄に関するジョーの文書の後編(前編)

3【「ジョーのおしゃべりトラブル」と言われている事柄に対する私の認識について】

「1」で説明したとおり、今まで私は「ジョーのおしゃべりトラブル」と言われている事柄について自分がどのように考えているのかを説明することはしてきませんでした。ここでは、この事柄について私がどう思っているのかを理解していただくためにも、改めて、「ジョーのおしゃべりトラブル」と言われている事柄に対する私の認識を可能かつ必要と思われる範囲で説明します。

「ジョーのおしゃべりトラブル」と言われている事柄に関するジョーの文書の前編(後編)

2【この文書を作成し公表することにした理由について】

まず初めに、この文書を作成し公表することにした理由について説明したいと思います。

詳しくは後出の「3 」で説明しますが、そもそも私は幼い頃からよく話す子供であり、成長するにつれてそれがますます増長され、社会人になってからは歯止めがかからなくなりました。

私が話す内容はすべて世のためになるものと考えて喋っていたものばかりであり、それは決して、自分が好きなことを、場所と時間を選ばず、周囲などお構いなしに話していたわけではありません[注3]。

「ジョーのおしゃべりトラブル」と言われている事柄に関するジョーの文書の前編(前編)

この文書は、4月8日に小室圭様が公表された文書にトンマナが酷似しておりますが、それは単なる偶然であることを冒頭でお断りさせていただきます。

1【はじめに】

私は、長らく「ジョーのおしゃべりトラブル」と世間で言われている事柄について自分がどのように考えているのかを公に発信するということをほとんどしてきませんでした[注1]。

様々な経験を重ねて、僕は金について詳しくなった(前編)

僕は、様々な経験を重ねることによって、金について詳しくなっていった。

僕が最初に経済に関心を示したのは、小学生のとき。地元のガソリンスタンドの価格の変動を追って、僕は市場価格という概念に触れた。

僕が最初に株に投資をしたのは、高校2年生のとき。頑張って貯めたお年玉やバイト代を掻き集めて購入した株が9カ月間で2倍になりその半年後に4分の1に暴落して、僕はリターンが高い投資にはリスクが伴うことを学んだ。

政権が取れちゃうからこそ、僕は政治家にならない(後編)

「政党は組織」が持論5である僕は、考えが合わない、などという子供じみた個人的な事情で離党はしない。そして、自分が政党を作ったら、党を離れる議員の離党届を受理せず除名処分にし、次の選挙では対抗馬を立てて、刺違えになってでも潰しに行く。

「政局は勝ってなんぼ」が持論6である僕は、政局の兆しには常に敏感でいて、予期しなかった政局に足をすくわれる、などというヘマは絶対にしでかさない。政局に勝つ確実な方法は奇襲を仕掛けることなので、政局が起こりそうになったら、主導権を握るために自分から先に起こす。

政権が取れちゃうからこそ、僕は政治家にならない(前編)

全国を彷徨っては選挙の手伝いをしている僕は、「ジョーさんは出馬しないんですか」とたまに聞かれることがある。

この質問に対して、僕は断言できる。絶対に出馬しない。

理由は、やりたくないからとかできないから、というわけではない。それどころか、政策に無関心で政局にしか興味がなく、が大好き話術の才能があり、面倒見がよくてそつなく実務をこなす僕なんかがその気になったら、初当選から10年以内で政権を取り、10年間の長期政権を築いた後、10年間は院政を敷いてしまう。

僕は金の亡者(後編)

さらには僕は、過去、現在、そして将来の収入と出費についても心配している。

収入については、社会人になってから今まで毎年いくらの所得があったか概ね覚えており、将来の収入についても関心が高いので、夏と年末は大口宝くじを必ず購入している。

出費については、家計簿をつけているので月の単位で出せる。コロナ禍で会食を避け趣味も追求できなくなりノイローゼ気味になったが、その反面、月々の出費を30%〜40%削減できたことはなんとも喜ばしいことだ。

ジャンボ宝くじで当たった(らの)7億円の使い道

おかしなことに、今年もサマージャンボが当たらなかった。

何か手違いがあったと思われるので、年末ジャンボで状況が是正されることを祈っている。そうでないと困るのだ。何しろ宝くじが当たった際の7億円の使い道を既に決めているので。

それは、熟慮のうえ立てた精密な計画である。

まず最初に、今までお世話になった方々に感謝を示すため、豪華なファミレスジョナサンを貸し切って数百人に渡る親族や親友に予算5万円でお昼をご馳走する。主催者である僕は1万円分の食事で我慢するので、皆様には残りの4万円で満腹になるまで食べていただきたいと思う。
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