カテゴリー: 政治
米国中間選挙を解析!(後編)
【上院の予想】
注目されている上院の議席を投票終了時間の順に解析していこう。時間はすべて11月9日(水)の日本時間。
リマインドとなるが、共和党が一つでも議席を増やせば過半数を獲得する。以下の予想では、ネバダ州で共和党が民主党から議席を奪い、(後日の決選投票に持ち込まれるであろうジョージア州の結果に関わらず)共和党が僅差で上院の過半数を獲得すると予測している。
米国中間選挙を解析!(前編)
低い投票率も金も無能な政治家も、「政治」にはつきもの(後編)
低い投票率も金も無能な政治家も、「政治」にはつきもの(前編)
僕にとっての政治とは、次のようなものである。
「日常生活を生きていくことに精一杯な多種多様な1億人から構成する国家を、一般の人が関与できる、そして一般の人が実際に関与している形で、安定的に治めること」
僕の政治に対する考えは、概ねこの一文に凝縮されている。
周囲にいるヤバい人達を閣僚にする空想ゲーム、「組閣モノポリー」(後編)
周囲にいるヤバい人達を閣僚にする空想ゲーム、「組閣モノポリー」(前編)
最近の僕は、「組閣モノポーリー」と名付けた自己開発ゲームで空想にふけている。
ゲームの設定とルールはこうだ。
- 自分は内閣総理大臣
- 現内閣は第5次ジョー第2次改造内閣
- 直近の総選挙は2年前で、参院選も含むと大型選挙で8連続圧勝
- 現在の内閣支持率は48.9%
- 与党内の支持基盤安定化のために、内閣改造が必要
- 周囲の友人、同僚、知人が全員入閣待機組(つまり、入閣させないと反乱を起こしかねない)
- 周囲から第5次ジョー第3次改造内閣の閣僚を選定
この設定の中でどういう人事を行うかによってその人の政治姿勢が明らかになるのだが、僕の場合、政治的目標は迷いなく「節操ない内閣支持率の維持」なので、次のような基準で閣僚を選定していく。
二階俊博を評価できなくては、政治は理解できない(後編)
二階俊博を評価できなくては、政治は理解できない(前編)
僕は自称「政局マニア」である。「政治」マニアではない。「政局」マニアだ。
そんな僕が政治において何より評価するのが、政治権力の獲得維持能力。僕にとって、政治家の政策や政治思想なんてモノは二の次にすぎない。
そういう意味では、この5年間、自民党を牛耳ってきた二階俊博幹事長は尊崇に値する。
政権が取れちゃうからこそ、僕は政治家にならない(後編)
「政党は組織」が持論5である僕は、考えが合わない、などという子供じみた個人的な事情で離党はしない。そして、自分が政党を作ったら、党を離れる議員の離党届を受理せず除名処分にし、次の選挙では対抗馬を立てて、刺違えになってでも潰しに行く。
「政局は勝ってなんぼ」が持論6である僕は、政局の兆しには常に敏感でいて、予期しなかった政局に足をすくわれる、などというヘマは絶対にしでかさない。政局に勝つ確実な方法は奇襲を仕掛けることなので、政局が起こりそうになったら、主導権を握るために自分から先に起こす。
政権が取れちゃうからこそ、僕は政治家にならない(前編)
米国大統領選をリアルタイムで分析!
米国大統領選を時系列で解析!
投票率なんかより肝心なことがある(後編)
日本と米国で根本的に違うのは、投票率ではなく、日常における政治への身近さだ。
米国では、中学時代に国会議員に手紙を書いて返事をもらい、高校時代に国会議員の地元事務所でインターンをし、大学時代に徹夜で政治を議論し、大学院時代に選挙ボランティアを経験した、という人がざらといる。
果たして、これを一つでも経験したことがある日本人がどれほどいるか。
投票率なんかより肝心なことがある(前編)
昨日、都知事選が開票された。
投票率は55%。いつものことながら、「投票率の低さに驚いた」などとコメントしている人がいる。
しかし、僕に言わせてみれば、投票率が低いなんて当たり前だ。
投票という行為がどういうものなのか、冷静に考えてもらいたい。
ジョー、米国大統領選の民主党候補指名争いを推測する
この投稿は、毎週、予備選・党員集会の結果を踏まえて更新されていきます。
今週、米国のアイオワ州で民主党党員集会が開催され、正式に米国大統領選挙の幕が開かれる。
今年の民主党の大統領選指名争いは例年にない面白さであり、政治好きとしては血が騒ぐ。いつもどおり何の責任も伴わない評論を展開するだけでなく、たまには選挙の予測でもして自分の言論に責任を持とうと思った。
鈴木直道~平凡な公務員からスタートを切った偉大な政治家(後編)
結局、鈴木知事は派遣職員として夕張市に2年2ヶ月いることになる。2011年の3月、帰京の際に黄色いハンカチを振る市役所職員と住民に「いってらっしゃい」と見送られ、泣きながら「体は戻ってくるか分からないですけど思いはずっとここにある」と語る鈴木知事の当時の姿は、たった数カ月後に市長になるために戻ってくることを考えると、感慨深い。
彼に市長選出馬の要請をしたのは、派遣されていた時に一緒にボランディア活動をしたコンビニの店長や土産物店の仲間たち。その時彼は、結婚を控えて家を購入したばかりの29歳。断る理由はいくらでもあったものの、自分の「やりたい」という気持ちに押されて、安定した都職員という地位を捨て、誰にも相談せずに、骨を埋める覚悟で出馬を決断した。
鈴木直道~平凡な公務員からスタートを切った偉大な政治家(前編)
ここに一枚の珍しい写真がある。
一番右に写っているのは、高橋はるみ、前北海道知事。そして彼女の隣にいるのは、鈴木直道、現北海道知事である。
時は2007年12月。当時、鈴木知事はまだ26歳の東京都職員。翌月から財政破綻した北海道夕張市に派遣されることが決まっており、この写真は事前に現地視察した際に撮ったものだ。まさか12年後に、自分が知事の後継者になるとは夢にも思っていなかっただろう。
なぜトランプ?そして米国民主主義に対する信頼
トランプ氏は、「日本は核武装すべきだ」とか、「メキシコ人はレイプ犯だ」とか、「イスラム教徒の移住は全面的に禁止すべきだ」などの問題発言を、大統領選を通して繰り返してきた。
そのような人物がなぜ大統領に選ばれるのか、という問いに対する簡単な答えはない。ただ、ひとつ言えるのは、トランプ氏の当選は米国という国の複雑さの表れであるということ。