僕は学歴詐欺だけはしていない(前編)

違法スポーツ賭博問題で注目されている大谷翔平の元通訳、水原一平。彼は、大谷がエンゼルスに在籍していた当時チームが配布した資料でカリフォルニア大学リバーサイド校の卒業生であるとされていたが、同校によると彼が在籍していた記録はないらしい。

どうやら水原は、金銭詐欺だけでなく学歴詐欺も犯していたようである。

過去にも、古賀潤一郎ショーンK、そして齋藤ウィリアム浩幸など米国の大学を卒業したと言っていた著名人が実は学歴詐欺だったとして物議を醸していたが、その都度聞くのが、「卒業したと思っていたら、単位が足りてなかった」といった趣旨の言い分である。

こんな言い訳が日本の大学の学歴に関して通用するのか知らないが、米国に関して言えば、確実にあり得ない。

そもそも、米国の大学や大学院の卒業には単位、専攻、必須課程等の要件がありすぎて、流されるままに学生生活を送るようでは卒業できないのだ。

たとえば、我が母校であるボストンカレッジ。典型的なリベラルアーツであるこの大学は、卒業の要件がやたらと多い。

僕が学生時代に授業をサボってせっせと執筆したウィキペディアの記事に記載されている通り、ボストンカレッジでは、一般課程の要件だけでも、芸術、文芸、数学、著述に該当する授業を1つずつと自然科学、歴史、哲学 、社会科学、神学に該当する授業を2つずつ受ける他、外国文化の知識を深める必要がある。

加えて、専攻の要件も満たす必要があり、僕の専攻だった政治学の場合、政治の基礎、政治哲学、米国政治、国際政治、比較政治に該当する授業を最低1つ受ける必要がある。

これらすべての要件を満たすには、常に卒業という目標に向けて計画的に授業を選択していかずには、到底達成できない。したがって、「自分が大学を卒業できているか分からない」などとぬかしてる米国学歴の輩は、確実に卒業していないのである。

後編に続く)

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