小学校中退の国際弁護士、偏差値78の高校入試に挑む〜採点の巻〜(後編)

前編から続く)

このように採点していった教科の総合点は140点。ちなみに、合格者最低点は218点である。

結局合格ラインに64%しかたどり着けなかったわけで、開成高校が偏差値78であることを踏まえると、僕の偏差値は50といったところか。

こうして意外にも開成高校の入試に落ちてしまったわけであるが、このチャレンジを通じて僕は、自分について重要なことを多く学んだ。

一つ目は、僕は身の程知らずだということ。中学生が受ける試験に社会人の身で挑んだのにもかかわらず36%も足らなかったのだから、僕はもう二度と、高校中退といった高学歴を望むまいと誓った。

二つ目は、僕は数学ができないということ。数年前の転職活動の際から既に疑念が抱かれていたことがこの度の開成入試チャレンジで確定した。今まで数学が得意だったと言い触れ回してきたが、それは所詮、米国という井の中の蛙の話であったことを自覚した。

三つ目は、僕は無知であるということ。得意と思ってた社会と切り捨てていた理科の点数が大して変わらないのでは、結局、能無しバカは飯を食うことぐらいしかできないのだということを悟った。

四つ目は、僕は今の地位がやばいということ。国語力・英語力が求められる職業に就いているのに、どうやら文章を理解する能力が決定的に欠けているようである。今後は年間52冊読書ノルマ達成に向け以前に増して励み、致命的な欠陥を抱えていることが米国ニュージャージー州とニューヨーク州の弁護士会にバレないことを祈る。

そして最後は、僕は偏差値78の入試に合格した人を拝む必要があること。

自ら高校入試を体験し、偏差値50の結果を残し、実感した。偏差値78の入試を受かるとは人間の技ではない。今まで開成高校在学生たちを「こんなガキどもが日本の将来では国が破滅する」と評価していたことを猛省し、今後は西日暮里で会う度に彼らを「神様」と呼ぶことを約束する。

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