ウィキペディアのボストンカレッジの記事には、僕の執筆癖がちらほら(前編)

超人気ブロガーになる遥か昔、僕の執筆活動はウィキペディアで始まった。

具体的には、学生時代、僕は我が母校であるボストンカレッジの記事を執筆することに明け暮れていた。

ことの発端はひょっとした発見。

その頃の僕は、英語の家庭教師をしていた教え子に自分が通っている学校を知ってもらいたく、日本語のウィキペディア記事を紹介したいと考えていた。しかし、学校名で検索しても記事が見つからず、それどころか、憎きライバル校であるボストン大学の記事が出てきた。さらに、その記事を読んでみると、なんと、ところどころボストンカレッジと混同している記載があるではないか。

ボストンカレッジの学部を卒業し、同校の大学院に進学しようと試みたものの見事に落ちて、それでもめげずに編入してまでロースクールに通った同校愛好者として、これは由々しき事態であった。

この許し難い状態の解消のために、僕は学問も授業も試験もそっちのけで、もっぱらウィキペディアの執筆に励んだ。

目標は、とにかくボストン大学の記事より長くすること。その目標が達成できたら、同じく憎きライバル校であるハーバード大学の記事より長くすること。その目標も達成できたら、今度はどの米国の大学に関する日本語記事より長くすること。

それは、尊いボストンカレッジには「ウィキペディアで最も長い記事」の地位が相応しい、と考えたからだ。

2年間かけて、すべての目標、無事達成、である。

僕が言うのもなんだが、2年間かけた力作だけあって、この記事の情報量は半端ない。大学の歴史や学部といったありふれた情報だけでなく、休暇や季候、キャンパスライフや専攻・副専攻制度についても細かく案内している。ボストンカレッジに通うことを検討している日本人にとっては必読だ。

後編に続く)

 
2 Comments

コメントを残す

Translate »