たまにビジネスクラスで飛ぶと、僕はここぞとばかりにがめつく(前編)

ふとテレビを観ていたら、某航空会社の乗務員がビジネスクラスで飛ぶ顧客の色々を語っていた。

彼女は「ビジネスクラスに慣れていらっしゃるお客様と違って、たまに飛ばれる方は。。。。」というようなことを言いながら、さりげなく、ビジネスクラスに慣れていない客は手間がかかることを示唆していた。

これを聞きながら、「あ、まさに僕のことだ」と思ってしまった。

というのも、いつもエコノミークラスで出張に行ってる僕は、数年に一度、がんばって貯めたマイルを使ってビジネスクラスでアメリカに飛べると、ここぞとばかりがめつくのだ。

それはチェックインの時から始まる。

最近の航空会社はコスト削減・効率性を重視しているせいかチェックインをキオスクで行うことを促されるのだが、僕はそれを無視して、カウンターに向かう。なぜなら、列に並ばなくてもよい優越感を味わいたいからである。

チェックインを済ませると、僕はさっさとラウンジに向かい、回収モードに入る。うどん二つとラーメン一つを食べながら、合間にいなりずしやおにぎりやサンドイッチを食べて、最近はワインまで飲むようになった。こうして僕は、飛行機に乗る前に出来上がってしまう。

そして搭乗時間が近づくと、僕は早めにゲート向かう。これはなんのためかというと、エコノミークラスの客より前に搭乗し、ビジネスクラスの席でくつろぎながら、後から入ってくる客に対する優越感に浸しるためである。要は、出張の時の劣等感からくるうっぷんを晴らしたいのである。

後編に続く)

 

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