アホに対して正義を下すのが魅力のリアリティ法廷番組「ジャッジ ジュディ」(前編)

“裁判官”であるジュディ・シャインドリン(Judy Sheindlin)に5億ドル(約700億円)もの資産を生み出した超人気リアリティ法廷番組「ジャッジ ジュディ」。僕自身、この番組を見始めたらやめられない。

その魅力はどこにあるのか。それはきっとアメリカ人のアホさとそれに対してスパッと正義を言い渡す爽快感だろう。悪に対して正義を下すのが半沢直樹なのであれば、アホに対して正義を下すのがジュディ・シャインドリンである。

「ジャッジ ジュディ」は25年も続いた番組なので愚かな訴訟や原告・被告を数えたらキリがないが、特に印象に残ってる訴訟が2つある。

1つ目は詐欺の件だ。

この訴訟の原告である女性Aはネットオークションでスマホを2つ落札し、被告の女性Bに$467(約7万円)支払った。数日後に封筒が届いたのでAが開けてみると、中に入っていたのはスマホの写真2枚。当然スマホが送られてくることを期待していたAは、Bに対して返金を求める訴訟を起こした。

するとBは、「オークションの対象がスマホの”写真”であることをオークションサイトで明記しているので、Aは約束通りのものを受け取っている」と開き直った。

この抗弁を聞いたシャインドリンは激怒。「あなたはアホで詐欺師だ!」と被告を怒鳴りつけ、Aの主張を全額で認めた。シャインドリンはまさに視聴者が思っていたことを代弁してくれた。

この事件は25年間に渡って15,000以上の訴訟を処理してきたシャインドリンにとっても忘れがたいものだったらしく、10年後に別の訴訟でもBの話を回想している

後編に続く)

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