社交性に長けているはずの僕は、怪しくて空っぽに見えるらしい(前編)

最近、ギャラップ社の「クリフトンストレングス」と呼ばれる性格診断テストを受けたら、上位の強みとして「社交性」が挙げられた。

社交性とは、「見知らぬ人と打ち解けて親しくなることから満足感を得る」資質で、これに長けている人は「社交的な場を盛り上げ、知らない人を自然に安心させることができる」らしい。早い話が、お調子者のムードメーカーだ。

この性格診断テストは恐ろしいほど正確で、僕について「あなたは、ときどき、新たに組織に加わった人や面識のない人と会話を始めることがあります」と指摘している。この分析で唯一間違っているのは、僕がこの行為に「ときどき」ではなく「いつも」出ているところだ。

たとえば、職場で「新たに入社した人の自己紹介」みたいなメールが展開されると、僕は必ず目を通して、ちょっとでも接点があると、部署が違うとか、一緒に仕事する機会なんてないだろうとかお構いなく、その接点をとっかかりに僕自身をアピールする「ようこそメール」を送る。

ちなみに、過去の経験からすると、6〜7割の確率で新人さんと何らかの接点が見つかる。大抵の接点はベタな趣味である映画読書だが、割と腕時計アメフトが多く、意外と将棋が少ない。飛行機(ましてや事故の検証)や2千円札は皆無で、ボストンカレッジも一度もない。

なお、探しているのは「接点」であり「共通点」ではないので、たとえば「映画監督xxが好きです」みたいな自己紹介を読むと、それに対して僕は「自分はその監督が嫌いです」といちゃもんをつけるような「ようこそメール」を返したりする。

後編に続く)

 
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