ジョーのインタビュー〜恐れる以上に得るものはない(前編)
以前からしつこく「俺をインタビューしろ」と言ってきてるジョー。うざいのでとにかく黙らせるために形式的なインタビューを行ったところ、どうせましな話は聞けないだろうと諦めていたら、恐れてた以上に得るものがなかった。
—本日のインタビューはさっさと終わらしましょう。
ジョー 僕はいくらでも時間があるから、そんなに気を使わなくてもいいよ。
–そっちが良くてもこっちがイヤなんです。で、なんでそんなにインタビューをしてもらうことに拘るんですか?
ジョー それはさー、僕の夢って有名人になることなんだけど、インタビューを受けるってことは有名人になれた証じゃん。
—「有名人になるのが夢」って、まるで小学生ですね。
ジョー そういえば、小学生の時から夢は変わってない。
—それを進歩がない人生っていうんです。で、有名人になるためには才能とかが必要なんですけど、ジョーさんにはあるんですか?
ジョー あるよ。飛行機事故の検証と2千円札と選挙と腕時計と駄作映画とヘボ将棋に関して300時間の講義ができる人って、この世に僕しかいないと思う。
—そのすべてのトピックにどんな関連性があるんですか?
ジョー どれもが僕が関心を持ってるトピック。
—質問を変えます。ジョーさん以外の人にとってどんな関連性があるんですか?
ジョー どれもがジョーというキャラを理解するために欠かせないトピック。
—質問を変えます。ジョーさんはどうでもいいと思ってる人にとって、どんな関連性があるんですか?
ジョー どれもが人間なら知っておくべきことだと僕が判断したトピック。
—…わかりました、話題を変えましょう。偉業があれば有名人になれるかもしれないですけど、ジョーさんの今までの人生の中での一番の功績はなんですか?
ジョー 今の僕って身長が187.5センチあるんだけど、中学時代から背が高くて、卒業式で背の順に並んだら、最後から二番目に卒業証書をもらえたんだよね。1番目はLuke Daren%%%っていう奴で、今でも許せない。
(後編に続く)