2021年は希望と貢献感に溢れた一年でした

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以下は今年のクリスマスカードに同封した手紙です。

寒気いよいよ厳しくなりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。

さて、今年は柄にもなく、少し仕事のお話をさせていただければと思います。

私の現在の仕事は、クラウドサービスの利用がまだ初期段階にある日本の公的機関に対して、その利用・導入を促すといったものです。 どの国でもそうですが、公共は事例と慣習が優先されがちな世界で、変化を起こすには膨大な時間と労力がかかります。

今年は、そんな日本の公共の世界で、大きな変動がありました。9月には全国のデジタル・トランスフォーメーション(いわゆるDX)を推進することを目標としたデジタル庁が創設され、発足直後に、複数のクラウド事業者が直接契約を締結するという革新的な取り組みがなされたのです。ここには、 「デジタル敗戦国」になってしまった日本でのDXの遅れを取り戻すため、ITの最先端技術であるクラウドサービスを本格的に利用しよう、という日本政府の強い決意が感じられます。

私はこの歴史的な出来事に少しながら関与したのですが、その際、常に思い出していたのが、自分の座右の銘である「日本を変える、世界を動かす」でした。

デジタル庁との仕事は、まさに日本を変える仕事です。この先数十年に渡る政府によるITの利用を形成していく仕事はある意味国のために働くことであり、これにはお金や名誉には代えられない貢献感が伴います。私は社会人になった1年目だけ公務員を経験したことがありますが、当時の満足感を今の仕事を通じて再現できるのはとても喜ばしいことです。

思い返せば、デジタル庁はたった一年で退陣に追い込まれてしまった菅義偉首相の目玉政策でした。日本のデジタル化の遅れに危機感を感じた彼がリーダーシップを発揮し、改革の意思を共有した者がデジタル庁に集まったからこそ、海外では2〜3年の紆余曲折を経てなんとか成し遂げたクラウド事業者との直接契約という偉業を、日本ではたった数か月で実現できたのです。

私にとっての政治とは、趣味であると共に、変化をもたらすための力。「社会を変えたいなら政治家になるべき」というのが私の口癖ですが、これが単なる理想論ではない証拠が、まさに2021年のデジタル庁の設立とその後の実績です。今年は総選挙がありましたが、通常なら「趣味」として楽しむ政治に、今年は大いなる「希望」も感じました。

デジタル庁と比較するとインパクトがない話ですが、将棋では昨年に続いて今年も昇級でき、無事4級になれました。将棋の上達に終わりがないのと同様に、国づくりにも終わりはありません。2021年は達成感、満足感に溢れた年になりましたが、2022年以降もより良い、より希望のある未来を切り開いていくために邁進していきたいと思います。

それでは皆さま、どうぞ良い新年をお迎えください。

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