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ハワイもそれなりに楽しいじゃん(後編)

だが、やはりというか、ハワイで何より素晴らしかったのはビーチである。

ハワイに滞在していた毎日、どんなアクティビティの予定があっても、必ず数時間はビーチ時間を確保するようにしていた。その時間帯にボーっとするのもよし。カクテルを飲むのもよし。本能赴くままに寝るのもよし。

そして、将棋を指すのもよし。

ハワイもそれなりに楽しいじゃん(前編)

A380に乗ることが目的だったハワイの旅。行く前はハワイ自体になんら関心がなかったのだが、戻ってきたら何ヶ月も余韻に浸ることになり、今となってはハワイを軽視していたことを猛省している。

ハワイといってもいろいろな島があり、僕が行ったのはカウアイ島。最も小さく観光客が少ない島で、日本人はほとんどいない。

そしてここは、森林が綺麗なことで有名である。

デカくて、すごくて、優越感たっぷりのA380の旅(後編)

ちなみに、飛行機好きは変なところに注目してしまう。

たとえば、安全のしおり。こちらで解説したとおり、どの飛行機も90秒以内に片側の出口から全員が脱出できるように設計されている。2階建てのA380はどういう設計になっているのだろうと思い安全のしおりに目を通したら、もちろん直接2階から地面に滑り降りられるようになっている。

デカくて、すごくて、優越感たっぷりのA380の旅(前編)

無事エコノミークラス(つまり1階)からビジネスクラス(つまり2階)にアップグレードされ、僕はA380の旅を満喫することとなった。

自分で言うのもなんだが、出発当日の僕のはしゃぎようは半端じゃなかった。チェックインの時から頭の中はA380に乗れる嬉しさでいっぱいで、フライトシミュレーターのことなどすっかり忘れてしまうほどだった。

ひょっとしたことで叶ったANAのA380に乗る夢(後編)

ということで、ANAのサイトにアクセスして妹が指定した便を検索すると、表示された価格は20万。金額にたまげて、これはプレエコを選んでしまったのだろうと思い検索し直すと...また20万円。コロナで飛行機代が高騰していると噂には聞いていたが、まさかハワイ行きのエコノミークラスが数十万円もするとは夢にも思っていなかった。

ひょっとしたことで叶ったANAのA380に乗る夢(前編)

僕の長年の大きな夢は「幻の飛行機」になりつつあるAirbus A380に乗ることだったが、去年の夏、その夢がひょっとしたことで叶った。

きっかけは、妹がハワイ旅行に行くと宣言したことである。

ハワイ諸島に特に関心がなかった僕は、それを聞いて「どうぞ行ってらっしゃい」と思ったのだが、ふと肝心なことに気づいた。東京〜ハワイはANAが唯一A380を飛ばしている便である。

そこで僕は尋問を始めた。

海外旅行に向いてない僕には、JTB団体ツアーがふさわしい(後編)

普通に空港で両替し、タクシーに乗っていれば、30分後には何事もなくホテルの前まで送ってもらえたのに、たった数百円の手数料とタクシー代2千円をケチったことにより、2時間半後には命が危険に晒されているわけである。身の危険を感じてさえも「今更タクシーに乗るのは馬鹿らしい」と頑としてタクシーに乗らない僕は、もはやfrupidを超えてただのstupidである。

二千円札を持ち歩く些細な楽しみ

二千円札を持ち歩いていると色々な所で面白い経験が出来る。一番笑えるのがお釣りの勘定で店の人が混乱してしまうこと。二千円札に対するお釣りは通常ではあり得ない金額であるため、突拍子もないお釣りが戻ってくる。

例えばこの前旅行先でお土産を買った時。僕は57円の豆腐も平気で二千円札を使って購買するのだから、当然の事ながら2400円弱の支払いに対し二千円札2枚を出した。店の人、「はい4千円ね」と言いながら受け取ってるのにもかかわらず、店の奥に行き千円札を4枚持ち出し、その上に小銭を乗せて僕にお釣りとして差し出した。「差し上げたのは4000円でしたけれど」と指摘したのだが、状況を把握するまでさらにたっぷり15秒はかかった。こういう事がよくあると事前に父に話していたのだが、実際に目撃するまでは信じられず、このやり取りの間ずっと笑いをかみ殺していた。

方向音痴を説明すると

僕は方向音痴である。身近に方向に関してやけに鋭い妹がいるので、自分の無力さがよくわかる。

方向音痴の無力さとは、方向音痴の仲間にしか分からないと思う。

まず、常に自分が何処にいるのかを把握するのに苦労する。良い例が地下鉄の駅から地上に出た時。ニューヨークでは道に数字がついているから自分の居場所など簡単にわかる筈だ、と思われるかもしれないが、とんでもない。通常僕は地上に出た時点で一体どの方向を向いてどっちに進めばいいのか迷う。時間かけて考えても分からないため、最近はとにかく適当な方向に向けて歩き、間違っていることに気付いたら引き返す、と言う手段を選んでる。この方が変に迷って時間を費やすよりはるかに効率がいい。
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