海外旅行に向いてない僕には、JTB団体ツアーがふさわしい(前編)

僕は性格的に海外旅行に向いてない。

では、海外旅行をするとどうなるのか。

まず、飛行機から降り、訳の分からない字で埋まっている看板や広告を目にすると、この先スムーズなコミュニケーションが取れない環境が待っていることに早々と憂鬱になる。

次に僕のケチさが仇となる。

例えば通貨。税関から出てすぐのところにある両替所を見て、僕は「ここの為替レートはめちゃ悪いはず」という考えに囚われ、「でもクレジットカードがあるから大丈夫」という安心感の元、そこを素通りする。

なぜ先進国の日本でさえ現金が必須なのに、開発途上国ならカードでいけると思えるのか、謎である。

携帯についても似たような話だ。

当然僕は、高額請求につながるローミングをオフにしている。では、ローミングの代替となるWiFiをレンタルするかというと、これも「たった7日間の旅にはもったいない」という理由から避ける。このような、電話もメールもネットも使えなくなる1万円未満の節約を、英語では倹約(frugality)とバカ(stupid)を合体させたfrupidと表現する。

Frupidだと、方向音痴なのに公共交通機関と徒歩でホテルを目指そうとするのだ。

東京都民で、日本語が分かり、スマホが使えてもパンダで有名な上野にたどり着けないくせに、初めての街で、言葉が通じず、グーグルマップにアクセスがない状態でなぜ行ったことがないホテルにたどり着けると思えるのか、これも永遠の謎である。

果たして、僕はよくホテルに向かう途中で迷子になる。気付いたら結構やばい輩に囲まれてたりする。

後編に続く)

 

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