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ファーストクラスのいろいろ(後編)

もっとも、上には上がいれば下には下がいることも然りであり、これはファーストクラスでも同じである。

数ヶ月前、ひょっとしたことで知り合いになったアメリカの大学生が日本に来るというので、人生の先輩かつ社会人として、僕からしたら結構なお値段である寿司屋のすしざんまいでお昼を奢ってあげることにした。真昼間だったものの、「僕も飲むから君も飲め」って促したら、「実はちょっと飛行機で飲みすぎて...」みたいなことを言い出したので、何があったのか聞いてみると、なんとファーストクラスで来日したのだそうな。

学生の身分で。初めての日本に。それもファーストクラスを独占して。

ファーストクラスのいろいろ(前編)

この前、久しぶりにアメリカに行った。別に小室圭の勤務先について調査しに行ったわけではなく、コロナ期間中にだいぶ貯まったマイルを失効する前に使い切ろうと思っただけである。

コロナが落ち着きつつある昨今、航空会社は大層繁盛しているようで、ビジネスクラスへのアップグレードは最後まで待たされたが、間際になんとかアップグレードされ、無事、エコノミークラスのチケットで優越感たっぷりの旅を楽しめることになった。

ということで、僕はいつも通り早めに空港に足を運び、ラウンジでうどんを三杯、いなり寿司を8つ、ミニおにぎりを数えきれないほど食べた。ワインも飲んでだいぶできあがってきた頃、「そろそろ搭乗時間だな」と思って出発便案内のモニターを確認すると、NY便は「定刻」となっていたので、すぐに荷物を纏めてゲートに向かった。なぜ最後までラウンジにいないかというと、さっさと搭乗して後から乗ってくる乗客に優越感を感じたいためである。

たまにビジネスクラスで飛ぶと、僕はここぞとばかりにがめつく(後編)

さて、飛行機が離陸すると食事が始まり、僕にもエンジンがかかる。

離陸直後の夕食は和食か洋食かを選ぶ必要があり、「両方」という選択肢はない。メニューにはご丁寧にも僕のような意地汚い客向けにわざわざ「お一人様おひとつずつです」と書いてある。ちなみに、エコノミークラスにはそういった制約がないので、大食の方はぜひ「余ったら二つください」と注文してみることをお勧めする。

たまにビジネスクラスで飛ぶと、僕はここぞとばかりにがめつく(前編)

ふとテレビを観ていたら、某航空会社の乗務員がビジネスクラスで飛ぶ顧客の色々を語っていた。

彼女は「ビジネスクラスに慣れていらっしゃるお客様と違って、たまに飛ばれる方は。。。。」というようなことを言いながら、さりげなく、ビジネスクラスに慣れていない客は手間がかかることを示唆していた。

これを聞きながら、「あ、まさに僕のことだ」と思ってしまった。

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