タグ: コロナ

僕はコンビニの元バイトのツダくんに勝利宣言する(後編)

こうして僕とツダくんは、ほとんど顔を合わせない関係になってしまった。 そんな休戦状態が何ヶ月も続いていたある日、コンビニの前を通ったら、改装工事のために閉店していただけでなく、こんな張り紙まで貼られていた。 バイト募集とは!これは経営者が変わったのだろうと推測し、僕は良きライバルであったツダくんとの思い出にふけるだけでなく、彼の運命まで心配した。

僕はコンビニの元バイトのツダくんに勝利宣言する(前編)

近所のコンビニのバイトのツダくん。優秀な彼とポイントカード読取機を交えてバトルを繰り広げていた僕は、とうとう彼に対して勝利を収めることに成功した。

一時期はだいぶ劣勢だったのだ。

昨年家族から指摘を受けたとおり、このコンビニのポイントカードは200円未満の買い物ではポイントがつかない。ところが、通常僕がこのコンビニで行っている買い物は、130円のサラダミックス。つまり、2年近く、僕はまったくもって無意味な行動に奮闘していたわけである。この恥ずかしい事実が判明した直後から、僕はポイントカードを出すのをやめた。

いろいろ考えさせられた2020年

本年も残すところわずかばかりとなりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。

さて、私の座右の銘は「人生いろいろ」ですが、さすがの私も、映画の世界でしか見たことがないパンデミックを自ら経験することになるとは夢にも思っていませんでした。

こういう未曾有の時こそ、人生について改めて考える機会になるのだと思います。

コロナで目覚めたヘボ料理(後編)

さらには、豚に真珠なのにいい食材に拘ったりする。

僕のアパートの目の前に年配夫婦がやってる肉屋がある。今の住居に引っ越して4年弱。僕はここで麻婆豆腐用の豚のひき肉しか買ったことがない。

ところが自粛するようになってからは、牛や鶏、薄切りや厚切りなど、急に買い物のレパレトリーが増えるようになった。初めて豚のひき肉以外を注文した時、おじいちゃんは「え、薄切り?」と二度も聞き返してきたが、最近は2日ごとぐらいの頻度でお世話になってるので「いつも有難うございます」とニコニコ笑いながら対応してくれる。まさか、店の自慢の厚切り牛肉カルビが、匂いを嗅げばブタもそっぽを向くような青椒肉絲に化けているとは夢にも思っておるまい。

コロナで目覚めたヘボ料理(前編)

コロナ騒ぎで自粛するようになり、僕の生活で一つ大きく変わったことがある。

料理に目覚めたのである。

もともと僕は料理が嫌いなわけではない。単に、普通の生活をしていると、料理をする機会がないだけだ。

実際、僕は昨年、家で通算100回も食事をしていないのではないかと思う。平日だと朝食は食べないし、昼は職場でとり、夜は仕事に追われての出前か友達との外食だ。週末だと、昼を食べるくらいなら寝坊したいし、夜はリア充なので家にいない。

もしかしたら、僕は酒に強いのかもしれない(前編)

僕が酒を飲むようになったのは、米国に住んでいた大学時代である。

米国大学生といえば、親の監視を離れて寮で自由奔放に暮らす未成年が、金曜日の夜に暴飲し、土曜日の昼に嘔吐し、日曜日の朝に病院に運び込まれるというイメージが強いが、僕はそういうのとは全く無縁だった。

別に模範な学生を演じていたわけではない。単に周りが飲んでる酒に興味がなかっただけだ。

Translate »