僕は新卒として、大変な仕事には学びが多いことを学んだ(前編)

僕が仕事で泣きたくなったのは1回しかない。それは社会人になったばかりの最初の金曜日だった。

当時の僕は、ニュージャージー州裁判所の裁判官の下でロークラーク(法務書記)と呼ばれる職に就いたばかり。仕事としては、事務をこなしたり、判決の草案を書いたり、原告・被告の代理人と連絡を取ったりして、裁判官を包括的に支援していた。

上司の裁判官はワークホリックで、異常な数の訴訟を処理する人としてニュージャージー州の法曹界内では有名だった。僕が泣きたくなったのは、1週間かけてやっと処理した膨大な書類を保管室に運んだ直後、事務局から翌週処理する膨大な書類が回ってきた時である。

今から思えば、この仕事が大変であることは面接の時に気付くべきであった。

公務員である僕の勤務時間は8:30から16:30と決まっていたが、面接の冒頭で裁判官に「君を採用したいけど、7:30に出勤してくれないと一緒に働けない」と言われ、朝が苦手だった僕は渋々承諾した。

上司が僕に7:30までに出勤することを求めたのは、自分が朝5時に出勤するからだったのだ。彼は12時間働く方針の人で、勤務時間は5時から17時。まさか部下の僕が彼より後に出勤して早く帰るわけにもいかず、僕は毎日18:00頃に帰宅の途についていた。

後編に続く)

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