スヌーピーの兄弟オラフに溢れる僕のリュックは、可愛いを通り越して不気味らしい(後編)

前編から続く)

もっとも、僕のオラフリュックをちゃんと評価してくれる人もいる。

この前、自動車の免許を更新に行ったら、定番の研修を受ける必要があった。オラフリュックを抱えて早めに研修室に入り一番前の列に座ってると、講師の婦警がチラチラと僕の方に目をやってきた。その後、照明が落ちて動画が流れてきたのでそれを見ることに集中してると、婦警が受講を証明するハンコを押すために回ってきて、急に僕に話しかけてきた。

「リュックにたくさんついてるのはなんですか」

なるほど、彼女は単に僕のオラフリュックが気になっていたのだった。

「オラフというスヌーピーの兄弟ですよ」って答えると、「可愛いですね」とニコニコしながらハンコを押してくれた。

ちなみに、このやり取りは研修動画が流れている真っ最中に起こっている。周囲の人はまさか、婦警と僕がリュックにぶら下がってるキャラの話をしているとは夢にも思っていなかっただろう。

このように、僕のオラフリュックは、真面目な警察官までもが自分の立ち位置を忘れてしまうほど人気がある。特に女性軍の人気は抜群で、頻繁に行く銀行の窓口のおばちゃんとか美容院のスタッフからは、「また増えたようですね」と応援までしてもらえる。

でも、そんな人たちからも、最近は指摘を受けるのだ。「20個はちょっと多すぎないですか」と。

どうやら、いくら可愛いキャラも、20個も付いてると「可愛い」を通り越して「不気味」に見えるらしい。

 

コメントを残す

Translate »