2019年10月 7日
人格なき人間には、消えていただきたい(後編)
(前編から続く)
認めるのも恥ずかしいが、僕は過去に、他にも似たような最低人間と関わってきたことがある。駐車中の車に接触し傷をつけた際に、お詫びと連絡先のメモを残すよう主張した同乗者を無視して何もせずその場を去ったヤツとか、飲食店のバイト店員が大学スポーツ選手であることを知ると、「アメフトで頭をぶつけすぎたんじゃないの」とバカにした輩とか。
こんなのと一時でも関わりがあったことは一生の恥であるが、彼らに共通していたのは、自分が超エリートであると信じて疑わなかったことだ。こういったとんでもない勘違い野郎のために、僕は「運よく刀を持っている時に遭遇したら首をはねる人間リスト」を作成した。
周囲には時々、「そんな人間なんて誰も評価してないから放っておけばいいじゃん」とアドバイスを受けるのだが、僕としては、こういう人間が存在すること自体、一人の人間として許せないのだ。
極端な話、明日宇宙人が地球を攻めてきて、その宇宙人に、人類に存続する価値があることを証明しろと言われたら、僕は「首跳ねリスト」に載っている存在について正当化できない。そんな世界のお荷物には、宇宙人が訪れる前にさっさと消えていただくのが人類のため、と思うのである。
全く解せないのは、世間がこのような人間に一定の敬意を示すことだ。僕の周りには上述の弁護士を「先生」の敬称で呼ぶ人が絶えないが、僕に言わせれば、彼を人間として認めるだけ汚らわしいので、「あれ」と呼びモノ扱いする方が相応しい。
今までの僕の人生は大して誇れたものではないし、今後誇れる人生を生きてける自信もないが、少なくとも死ぬまで、人類の恥にならない程度の人生を歩むことぐらいはできると思う。