それ以降、僕は最高級のチーズを買うようになったのだが、数ヶ月経つと、このチーズも物足りなくなってしまった。庶民スーパーの最高級チーズの味を占めて、貴族の世界の人がどのようなチーズを食べているのか知りたくなってしまったのだ。
僕が知ってる貴族の世界とは、豆腐が1丁300円するお店。ということで僕は成城石井に行くことにしたのだが、そこのチーズ売り場を見てたまげた。
それ以降、僕は最高級のチーズを買うようになったのだが、数ヶ月経つと、このチーズも物足りなくなってしまった。庶民スーパーの最高級チーズの味を占めて、貴族の世界の人がどのようなチーズを食べているのか知りたくなってしまったのだ。
僕が知ってる貴族の世界とは、豆腐が1丁300円するお店。ということで僕は成城石井に行くことにしたのだが、そこのチーズ売り場を見てたまげた。
僕は成城石井というスーパーが嫌いである。何年も前にふらっと入った時に豆腐が1丁300円もするのをみて、こんなボッタクリの店では絶対に買い物をするまいと誓った。
それなのに、最近の僕は頻繁に成城石井に足を運ぶようになっている。
事の発端はチーズにはまったことである。
食品をしまってご飯を炊き始めたら、書斎でブログを書き始めた。ご飯が炊けてる間におかずを作った方が効率がいい。そんな考えには及ばないようである。
ご飯が炊けて、やっとキッチンに向かう。そこで慌ててエビとイカとアサリをレンジで解凍しているが、温度が高すぎて時間が長すぎるので、解凍を超えて火が通りすぎている。もう炒める必要はなさそうである。
吾輩は神様である。神様である吾輩に、ジョーは毎週のように「なぜ僕の料理がまずくなるのか教えてください」といった嘆願をしてくるので、願いを叶えてやるために、ある日曜日のジョーの様子を観察してみることにした。
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夕食の準備のためにスーパーで買い物をしているジョー。どうせいつもどおり麻婆豆腐を作るのだろうと思っていたら、CookDoの八宝菜の素を手に持ってじっくり悩んでいる。どうやら今日は無謀なチャレンジに挑戦したい気分のようであるが、慣れないことはやめておけとアドバイスしてやりたい。
本年も残すところわずかばかりとなりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。
さて、私の座右の銘は「人生いろいろ」ですが、さすがの私も、映画の世界でしか見たことがないパンデミックを自ら経験することになるとは夢にも思っていませんでした。
こういう未曾有の時こそ、人生について改めて考える機会になるのだと思います。
さらには、豚に真珠なのにいい食材に拘ったりする。
僕のアパートの目の前に年配夫婦がやってる肉屋がある。今の住居に引っ越して4年弱。僕はここで麻婆豆腐用の豚のひき肉しか買ったことがない。
ところが自粛するようになってからは、牛や鶏、薄切りや厚切りなど、急に買い物のレパレトリーが増えるようになった。初めて豚のひき肉以外を注文した時、おじいちゃんは「え、薄切り?」と二度も聞き返してきたが、最近は2日ごとぐらいの頻度でお世話になってるので「いつも有難うございます」とニコニコ笑いながら対応してくれる。まさか、店の自慢の厚切り牛肉カルビが、匂いを嗅げばブタもそっぽを向くような青椒肉絲に化けているとは夢にも思っておるまい。
コロナ騒ぎで自粛するようになり、僕の生活で一つ大きく変わったことがある。
料理に目覚めたのである。
もともと僕は料理が嫌いなわけではない。単に、普通の生活をしていると、料理をする機会がないだけだ。
実際、僕は昨年、家で通算100回も食事をしていないのではないかと思う。平日だと朝食は食べないし、昼は職場でとり、夜は仕事に追われての出前か友達との外食だ。週末だと、昼を食べるくらいなら寝坊したいし、夜はリア充なので家にいない。