最近知った、団体戦で楽しむ将棋(後編)
さらには、指してる時の気持ちも変わる。団体戦ではチェスクロックというものを渡され、一定の時間内に対局が終わることが求められる。個人的に指してると、時間制限があろうがなかろうが負け将棋はさっさと切り上げたくなるのだが、団体戦になると、なんとか反逆できないかと粘り、負けるにしても最初に負けてチームの士気を下げるようなことだけは避けねばと考えるようになる。
将棋が僕の趣味になって久しいが、今年は一つ進展があった。
もちろんそれは将棋が強くなったということではなく、「団体戦」という将棋の新しい楽しみ方を知ったことである。
お盆である。夏休みの季節である。
「仕事が忙しすぎて休めない」なんて思ってるあなたに、いいことを教えてあげよう。あなたは自分が思っているほど重要な人材ではない。たとえ明日、あなたが急に失踪しても、あなたの勤め先は1週間くらい困った後、2週間後にはフル稼働に戻っているだろう。