2000円札へのこだわりがある僕は、新紙幣とは無縁(前編)

世間は新紙幣の発行で盛り上がっているらしい。改刷から取り残された2000円札しか持ち歩かない僕にとって、これほど無縁の祭はない。

だがそんな僕でも、先日新紙幣の存在を思い出した。

7月4日の昼下がり、僕は昼食のついでに2000円札を下ろすために近くの銀行に寄った。するとそこにはやけに多くの人がいて、「今日は給料日だっけ」といった間抜けな考えが僕の頭を過ぎった。

「これは少し待つかも」と覚悟しいつも通り両替のための用紙をもらおうと行員に話しかけると、「先ほどまですごい行列だったんです」と言われる。なんのこっちゃと思ったが、そこでやっと「7月3日発行の新紙幣は7月4日の正午から取り扱いを開始します」と書いてある標識に気がつく。そう言えば、数年前、紙幣が刷新されると発表されていたのであった。

行内を見渡すと、支店の一部が区切られ、そこに長い列ができている。効率化を図るため、銀行は両替の列とその他手続きの列を分けているのであった。

そんな状況を横目に僕が用紙を頼むと、相手してくれた銀行の人は「2000千円札ですよね」とフォッローしてくれる。さすが、だてに何年間も2000円札下ろしに付き合ってない。紙幣刷新なんかで僕のポリシーがブレるはずがないと確信している。

せっかく雑談してくれたら返さなければ申し訳ないので、僕から「2000円札はなくならないですよねー」と唯一の懸念事項を伝えると、相手は「大丈夫ですよー」と僕を安心させてくれた。

後編に続く)

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