やっと昇級の将棋、一生の付き合いの趣味(前編)

2020年8月12日の水曜日、私、ジョーは、千駄ヶ谷にある将棋会館の道場で5級に昇級いたしました。

毎年発信している自己満足の年次報告書を読んでくださっている方はご存知のとおり、これは私にとって人生の一大イベントです。

昇級までの道のりは、とにかく「長かった」の一言に尽きます。

6級に昇級したのが2014年8月10日。それから6年間、私は道場に通算47回通い、247局目でようやく5連勝し、昇級できました。この期間、他にも将棋アプリで1500局指し、将棋教室に月2回通い、将棋仲間に2〜3週間ごと相手してもらうなど、将棋には膨大な時間と労力を投入してきました。

凝り性である一方で気が多い私にとって、趣味は基本的に「広く浅く」。趣味は何ですかと聞かれれば、映画読書選挙ボランティア2000円紙幣日本史ボストンカレッジなどいくらでも挙げられますが、これらすべてに充てている時間は将棋一つにかけている時間に遠く及びません。将棋だけ明らかに別格です。

なぜここまで将棋にのめり込むのか。

その理由の一つに、将棋では実力と上達が測れることがある、と思っています。

たとえば、私は誰よりアメフト腕時計が好きです、と言っても所詮は主観的。ところが将棋であれば、「棋力」という形で実力が客観的に可視化されます。

さらに、上達は日頃から実感できます。

本格的に将棋を学び始めた8年前は「龍王」(いわゆる「龍」)と「竜馬」(いわゆる「馬」)の駒を見間違えたりしていましたが、今では棒銀や中飛車といった戦法が分かるようになりました。5年前はタダで大駒が取られるまでポカに気付かなかったのに、今では相手が仕掛けた3手先の罠が(時々)読めたりもします。

株の投資では未だ高校時代の失敗を繰り返しているのとは大きな違いです。

後編に続く)

 
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