2019年11月 11日
僕は府中刑務所に住みたいと思ったことがある(前編)
こんなツイートを発見。
上京した頃、列車の中から東京拘置所が見える度に「今はアパート暮らしだけど、いつかこういう立派なマンションに住むんだ」と心に誓っていた。
#どれだけのミスをしたかを競うミス日本コンテスト pic.twitter.com/UmiSddeTsd
— みっち (@Bearchen_news) March 14, 2019
この人、拘置所とは知らずに住みたいと思っただけマシである。僕なんぞは、刑務所と分かってて住みたいと思ったことがある。
きっかけは、年に1度行われる府中刑務所文化祭という、ちょっとだいぶ変わった企画に参加したこと。その時に刑務所の食事を食べ、刑務所で入れる大浴場を見学し、刑務所で家具が作れるようになることを知って、思ったのだ。
僕は正にこういうところで生活すべきなのではないか、と。
まず、刑務所なら食事3食を無償で提供してくれる。エンゲル係数が半端なく高い僕にとって、美味しいカレーがただで食べられる所は、それだけで天国である。
次に、不規則な生活が正される。放っておけば14時までダラダラ寝て、起きてる間は何も考えないマンボウになりたいと思っているような根性なしは、早朝から叩き起こされ、生産的な行動を強いられる場所で矯正されるのが相応しい。
さらには、実用的な技術が身につく。立派な設備が揃っている製造所で、しっかりした指導のもと、大工になるためのノウハウを学べば、出所後、誇りを持った職人として、こんな名刺入れを作りながら生計を立てていけるようになれる。
このように、刑務所生活に多くのメリットを見出した僕は、府中刑務所に入るための具体的な計画を練り始める。
(後編に続く)