米国の不思議さを語ってる、とある”投票日”にあったエピソード(前編)

米国というのは不思議な国である。

それを思い出させるエピソードが、昨年11月にケンタッキー州であった。同州の選挙を管轄している州の総務長官(Secretary of State)が、こんな投稿をXで行ったのだ。

これを意訳すると、次のような意味になる。

投票所が閉まっているという問い合わせが寄せられています。投票所が閉まっているのは、そもそも今日が投票日ではないためです。ケンタッキー州の選挙は来年です。ケンタッキー州で今日、ニューヨーク市長選やバージニア州知事選に投票することはできません。ごめんなさい。

公式SNSにもかかわらず、やや皮肉的でユーモアがあり、でもちゃんと公式な投稿としての適切なトーンと内容になっているのは、なんとも米国らしい。

でも、もっと米国らしさを感じさせたのは、この投稿のきっかけとなったケンタッキー州の有権者である。

まず、多くの人が投票日を把握していない。これは、恐ろしいほど教育のレベルが低い米国なら、十分あり得る話である。

だが、本当に驚くべきなのは、投票日じゃない日に投票に行っている、筋違いの勤勉さだ。

後編に続く)

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