僕は政治を趣味として楽しむだけではだめなんだろう(後編)

前編から続く)

少々世界史を知っていれば、「日本人ファースト」を謳う右派ポピュリズムの参政党には、「大ゲルマン帝国」の構築を試みた右翼ポピュリズムのナチスと通じるところがあることが分かる。ドイツはナチスの台頭によって民主主義からファシズムに転落したので、ナチスと類似した政党が日本の参議院で第4野党になったことは極めて恐ろしいことである。

このことを僕は理論的には分かっている。にもかかわらず今回の選挙で「参政党!参政党!参政党!」とはしゃいでいたことに、自分ながら複雑な心境になる。

政治への関心が変な方向に向かってしまったせいか、僕は政治に対する「こうであれば楽しい」という趣味の思いと、「こうであるべきだ」という学問の考えが大きく乖離している。政治の話をするときの僕は前者の視点で語っていることが大半で、それは将棋を指す時や飛行機事故検証のドキュメンタリー番組を観る時の気持ちと大きく変わらない。

言うまでもなく、政治には国を良くする力もあれば悪くする力もある。ヘボ将棋やドキュメンタリー観賞と同等に扱ってよいものではない。

僕にだって政策への関心はある。関心どころか、議会・行政・司法の仕組みについてしっかり勉強したので、政策を実現する方法についてまで考えがある。特に教育政策に関しては、大学院で現役の教員と共に学んだので一般の人より深い議論ができる自負がある。

今回の選挙における自分の姿勢を顧みて、僕はもう少し真面目に政治を議論すべきなのではないかと反省している。

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