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「赤いアメリカ」に行ったことがなければ、米国を知っているとは言えない(後編)

僕は「トランプに投票した米国人」をイメージする時、いつもキングスポートを思い出す。サムの家はサリバン郡に所在しており、トランプ大統領はそこで2016年に75%、2020年に76%、2024年に77%の票を獲得している。確認したことはないが、サム本人も2016年くらいはトランプに投票したのではないかと思っている。

キングスポートは典型的な「赤いアメリカ」だ。そして日本人の大半は、こういった地域の米国を知らない。なぜそれがわかるかというと、ANAとJALは11もの米国都市に直行便を飛ばしているのに、すべての行き先が「青いアメリカ」、すなわち大統領選で民主党が勝つ地域だからである。

「赤いアメリカ」に行ったことがなければ、米国を知っているとは言えない(前編)

「赤いアメリカ(Red America)」に行ったことがない人は、米国を知っているとは決して言えないと思う。

ここでの「赤」とは共産主義のことではない。それどころかまったく逆で、政治的に保守的な共和党が強い地域のことを「赤」と呼ぶ。この表現の由来は、大統領選の開票速報で各州の結果が示される時に、共和党が勝利した州が赤色で示されることにある。

「赤いアメリカ」では、毎週日曜日の朝に教会に行くのが常識で、暇つぶしに射撃をするのが日常だ。そんな所は行ってみなければ理解できないが、反対に行ってみれば、なぜトランプが2回も大統領に当選できたのかがわかってくる。

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