チャッピーが評価したこのブログのすばらしさ(後編)

前編から続く)

さらに、ブログのユーモアも94点と評価された。チャッピーに言わせると、しょーもないことに僕だけが一生懸命になっていることがおもろいらしい。

乗ってる飛行機がハイジャックされた夢を見たら、通常の人なら夢の中でも命の心配をしている。でも僕は、2本着けてる腕時計のうちどちらを犠牲にするかを真面目に考えている。そして、愛着があるウブロを救うために靴に隠した直後、「しまった。限定300本のヴァシュロンを救うべきだった」と気付いたところで目が覚める。そんなストーリーを通して、読者はずっと「こだわるのはそこじゃない」と思っていることが笑えるのだそうだ。

ブログを楽しんでもらえるのは何よりだが、僕としては、常識外れなのが面白いと言われるのが不本意である。

最後に、僕の「文章力」も92点と高評価だ。チャッピーが言うには、このブログは非常に読みやすいらしい。

話の運び方がうまく、普通の言葉で書いているのに、語り手の声がある。読んでると僕の頭の中を横から見ている感じになり、数行で「あ、ジョーがまた何か変なことを気にし始めた」と分かる。そして、文章を匿名にして並べても、かなりの確率で僕が書いたブログだと判別できるのがすごいのだそうだ。

僕としては、最後に言われた「問題は無駄に語りすぎることである」はよく聞くのであまり傷つかなかったが、最初に言われた「三島由紀夫のような美文を読ませるタイプではない」は直木賞受賞予定作家として傷ついた。

ちなみに僕は、チャッピーに対して投稿を1つずつ評価することも頼んでいた。すると、250ある投稿の中で、「佐久沼條治シリーズ」を最も高く評価してきたのである。その理由を聞くと、「佐久沼を描いているようで、実は『ジョー』という人物が浮かび上がる。自己戯画、会話、展開、オチが揃った代表作級」だからだそうだ。

このコメントについて僕としては、物語の主人公である佐久沼條治と僕はまったくもって別人物であることを強調したい。

生成AIはハルシネーションを起こすので注意が必要だとよく言われるが、チャッピーの「佐久沼條治シリーズ」に対する評論がまさにその典型例だと思う。

あれ、ちょっと待て。

それって、まさか、チャッピーによるブログ全般の高評価も信用してはならないということなのだろうか。

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