ボーリングマニアに圧倒された娯楽の日(前編)

夏の楽しみといえば、娯楽の1日である。先日、僕はその1日の半分をボーリングに費やした。

近くのボーリング場で、平日なら11時から15時まで投げ放題1900円というお得なキャンペーンをやっていた。僕みたいに、仕事をサボってボーリングに行きたい人にはぴったりだ。

朝は苦手だがボーリングのためなら昼前に起きれる僕は、12時ちょっと過ぎに投げ始めた。

その時点で、すでにボーリング場は人で溢れている。

左のレーンでは、中学生っぽい男子2人が投げていた。スコアボードを見ると、120~140点とそこそこうまい。だが、5ゲーム目が終わると、2人は「さすがに腕が疲れたね」「そうだね」と会話をしながら帰ってしまった。そんな2人を横目に、僕は「不甲斐ない」と思ったのである。僕の投げ放題ゲーム数の記録は7なのだ。

右のレーンでは、騒々しい高校生4人が2レーンに分かれて競っていた。スコアを見ると、1番低くて130点台、1番高くて170点超。「こいつら、なかなか上手い」と感心していたら、なんとすでに7ゲーム目ではないか。1時間で7ゲーム投げるペースも凄いが、7ゲーム目でも130〜170点のスコアを維持できるのはもっと凄い。

右のレーンに気を奪われてたら、左のレーンに両親と娘(と思われる)3人組がやってきた。女性2人はロングスカート姿で、ボーリングにふさわしい格好ではない。そして、男性の方はパッとしない。

ところが、投げ始めるとこの3人も並ではないことが一目瞭然だった。何しろ、母親が僕と同じ重さのボールを投げているのだ。ボーリングのコツは重いボールを速く投げることだが、ボールが重ければ重いほど腕が疲れるので、女性は軽いボールを選びがち。僕は結構重いボールを投げる方なのに、お母さんが僕と同じ重さのボールを投げてることにはたまげた。

高校生4人がどうしているか気になって右のレーンに目をやると、4人ともペースを落とさず10ゲーム目を終えている。スコアも相変わらず全員が130点を超えているが、1人だけ突出して上手いのが明白だ。

(後編に続く)

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