ビジネスで重要なのはやり方のセンス(前編)

ビジネスというはやり方次第だな、と思わせられたサービスを最近2つ使った。

1つ目は、「原稿執筆カフェ」と呼ばれる店である。

ここのテーマは単純。締め切りに追われている人が執筆するために使う場所である。飲み物とか電源とかの「サービス」はあるが、基本、提供されるのは場所だけだ。

「それだけ?」と思うかもしれないが、それだけである。

もっとも、店もそれなりに工夫はしている。受付の際に用紙を渡され、その日の執筆の目標を記載することが求められる。「終わるまで帰れない」というのが店のキャッチコピーなので、ここでは現実的な目標を設定する必要がある。そして執筆中は、定期的に店長さんがお菓子を持って進捗を確認しに来てくれる。

僕は一時期、この執筆カフェに大変お世話になっていた。なぜなら、内容が濃くて文字数が多い書き物を期限内にきっちり執筆する必要が生まれ、いつも内容が空っぽで文字数が少ないこのブログをダラダラ書いている僕は、家にいてもネットやらYouTubeやら将棋やらに気を奪われて、集中どころか着手さえできなかったからである。

僕みたいなぐうたらにとって、この店はピッタリだ。みんな原稿や資料作成に集中しているので、とてもじゃないけどYouTubeを見るような雰囲気はない。

毎週原稿執筆カフェに通うことで僕は無事執筆を完了させることができたのだが、利用者ながら気になったのは料金である。1時間480円の価格設定で儲かるとは到底思えなかった。

でも、この謎はちょっと調べるだけですぐに解けた。通常、ここは撮影・ライブ配信スタジオとして使われているらしい。よって、本業で使われていない合間、追い込まれてる執筆者という特殊な人物に対して、欠かせないがどこにもないサービスを提供することで、追加コストをほぼかけずに売上・利益を増やしているのだ。

なんとも素晴らしいビジネスセンスではないか。

後編に続く)

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