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僕は前職の法律事務所時代、資金調達やM&Aといった金融案件を専門としていた。あまりの激務でそろそろ転職してもいいかなと考え始めていた頃、偶然にも過去の案件で一緒に仕事をしたことがある投資銀行から転職してこないかとのお誘いを受けた。その後、面接は順調に進み、内定まで貰ったのだが、そこで初めて、僕は自分が金融業界にもう懲り懲りであることを自覚した。
ファイナンシャルプランナー(FP)と転職エージェントには共通している点がたくさんある。
まず、どちらも人生の重要な事柄に関するプロという意味で、重要な存在だ。
2017年は色々な面で「時間」について考えさせられた年でした。
6月と9月には、大学時代のルームメイトが立て続けに結婚しました。ルームメイト4人が揃ったのはほぼ大学時代以来のことでしたが、その頃と変わりなく彼らと接しながらつくづく感じたのは、真の友情とは時間を超越するのだな、ということです。
もっとも、「時間」の経過には抵抗できないことを今年改めて実感したのも事実です。数年前、ませた親族の子に「何とか時間が過ぎるのを遅くできないかな」と尋ねたら、「時間が過ぎるのが早いのは毎日が楽しみだからだよ」とちょっと生意気な返事が戻ってきたことがありました。彼に「今年は特に目紛るしかった」と愚痴をこぼしても、きっと、「毎日楽しくしすぎだよ」と冷ややかに返されるだけでしょう。
私の2016年のテーマは確実に「change」でした。
今年の5月、私は7年半勤めた法律事務所を辞め、アマゾンジャパンに転職しました。法律事務所からIT企業法務部への移籍。そしてそれに伴う引越し。これらにより、私の日常生活と生活のリズムは大きく改善されました。また、10月には祖母が92歳で亡くなり親族を一人失った一方で、まだ米国に住んでいた母と妹がこの度帰国することとなり、近くに住む家族が二人増えます。
色々あった一年をこうして振り返ることで頭に浮かぶのは、「All good things must come to an end」という英語の表現です。これは「すべてのいいことには終わりがある」という意味ですが、今年は「終わり」と「その後に来るもの」をたくさん経験し、多くを学びました。
今年の4月、僕は3時間で転職することを決めた。
そもそも僕は転職する気が余りなかった。1年前まで一緒に仕事をしていた元同僚に、「うちの面接を受けるぐらいはしていいじゃないか」と乗せられ、その後内定を貰えたもののそれなりに満足していた現職を離れることが想像できず、最終的には話を断るつもりであった。しかし、僕のツボを知り尽くしているこの元同僚は会社と職場と仕事の内容を魅力的に説明することに実に長けていて、意志の弱い僕はたった一度の夕食で説得されてしまった。
学生時代の就職活動と比べて大分心の余裕があったから言えることかもしれないが、この度の転職活動に関連して受けた多数の面接は、面接官と話しているだけで会社像や社風が見えてきて結構楽しかった。
例えば、とある有名なIT企業。職場の環境の話や面接官の仕草がドメドメな印象しか与えなかったのに、ラフな服装やオフィスインテリアを通じて外資系っぽく振舞おうと頑張っている姿が痛々しかった。ちなみに、バリバリ外資である僕の採用は一部の根強い反対に合ったようで、この会社からの内定は貰えなかった。
急な報告になりますが、私は5月13日付で現在勤めている法律事務所を退所させていただくこととなりました。
振り返ってみれば、つくづく恵まれた7年半でした。