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歌舞伎以外が物足りない「国宝」(後編)

でも、最大の問題は、喜久雄と俊介の関係の変化が早すぎることである。兄弟仲で始まった喜久雄と俊介の関係は、喜久雄に劣等感を感じた俊介が家を出て、俊介が戻ってくると今度は喜久雄が花井家を出るという経緯を辿るが、2人は突然元の鞘へ収まる。3時間の映画は編集が足らないと感じることが多いものの、「国宝」は上映時間3時間でもまだ不足感が残る珍しい作品である。

歌舞伎以外が物足りない「国宝」(前編)

(5.5/10)

喜久雄(吉沢亮)は任侠の一門に生まれながらも、天性的な歌舞伎の才能を持つ。15歳の時に天涯孤独になると、歌舞伎名門家の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られるが、半二郎には跡取り息子である俊介(横浜流星)がいた。生まれながらの天才と生まれながら将来を約束されていた2人は、時には兄弟、時には親友、時にはライバルになりながら波乱万丈の人生を歩んでいく。

「国宝」は「歌舞伎をテーマとしたヒューマンドラマ」である。歌舞伎の映像化でも歌舞伎のドキュメンタリーでもない。

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