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スポーツチームのオーナーとして理想なのは、個人それとも企業?(後編)

ファンとしては、何より自分が応援してるチームに勝って欲しい。チームの存在意義が「親会社の売り上げを伸ばすこと」なんて、たまったものではないと思う。スポーツとは感動の世界になくてはならず、企業の業績というドライな世界にあってはならない。

そういう意味で理想なのは、ファンの1人がオーナーになることだ。

スポーツチームのオーナーとして理想なのは、個人それとも企業?(前編)

この前、日本ハムの人と会食してたら、ふと日本ハムファイターズがクライマックスシリーズ(CS)のファイナルで敗退した話になった。

ご祝儀ムードでハムの売り上げが伸びることを期待できなくなったと彼らが嘆くのを聞きながら、僕は「なるほど、企業がスポーツチームのオーナーだとこういう発想になるんだ」と興味深くなった。

米国を参考に、日本のプロ野球はチケット代を大幅に値上げすべきではないか(後編)

もっとも、1つの球団として放映権の収入を増やすとしてもできることに限界がある。だが、ブレーブス(約6割)もファイターズ(約7割)も大半の収入をチケット代やスポンサー料といったスタジアムに来てくれるファンから得ており、ここに球団の力で改善できる余地を見出せそうだ。

そこで、チケット・スポンサー料・飲食からの収入に焦点をあててみる。このカテゴリーのブレーブスの売上(約480億円)はファイターズ(約175億円)の2.7倍。この売上はホームスタジアムのキャパ(ブレーブスは4.1万人、ファイターズは3.5万人)に影響を受けると考えられるので、売上を試合数とスタジアムの大きさで調整すると、ブレーブスはスタジアムに訪れるファン1人1試合当たりファイターズの2倍以上の売上を上げていることになる。

米国を参考に、日本のプロ野球はチケット代を大幅に値上げすべきではないか(前編)

スポーツとお金の関係に関心がある僕は、米国と日本のプロスポーツの世界を比べて不思議に思うことがある。なぜ日本ではスポーツ選手の年棒が米国より著しく低いのだろう、と。

たとえば、野球。2025年シーズンのメジャーリーグ選手の最高年棒は大谷翔平の7000万ドル(約100億円)で、プロ野球選手の最高年棒はライデル・マルティネスの12億円だ。年棒の平均を見ても、メジャーリーグは460万ドル(約6.5億円)プロ野球は5000万円未満である。

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