「優秀な人」になるには、少なくとも四つの条件が揃う必要があると思う。

まずは才能。

もちろん、「ウサギとカメ」の話にあるように、努力をしなければどんな才能も無駄になる。でも、果たして努力さえすれば優秀になれるかというと、野球やピアノ、そして将棋や囲碁のような世界を見れば違うことが明らかだ。これらの世界では、プロやプロを目指している人それぞれが最大限の努力を尽くしているにもかかわらず、プロになれる人となれない人が出てくるし、プロの中でさえもイチローのような半世紀に一人の天才と各チームにいる控えの選手のような差がある。