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スポーツと金と政治が混じった、とある米国州立大学での出来事(後編)

2021年に雇われたケリーは総額9500万ドル(約150億円)の10年契約を結んでおり、4年目の途中で解任されたことで、5400万ドル(約80億円)の違約金を支払う義務がLSUに発生した。

LSUは州立大学である。当然、もう監督ではない人物に、州の予算からそのような大金を支払うわけにはいかない。では違約金の原資はどこから出てくるのかというと、LSUスポーツを応援している億万長者の卒業生である。サポーターとしては、母校のアメフトプログラムが惨憺たる状態だと、自腹を切ってでも監督の解任を支持するのだ。

スポーツと金と政治が混じった、とある米国州立大学での出来事(前編)

昨年10月、米国のアメフト世界で、スポーツと金と政治が複雑に混じった出来事が起こった。

ことの発端は、ルイジアナ州立大学(Lousinana State University、通称LSU)のアメフトチームがライバル校テキサスA&M大学に惨敗している最中、州の知事であるジェフ・ランドリーが「この試合の結果を見ると、来年のチケット値上げは見直した方がいいと思う!」とXで投稿したことである。翌日の日曜日、大学の理事やアメフトプログラムのサポーターが知事の公邸に集まっていることが報道されると、ブライアン・ケリー監督の解任は既定路線となった。

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