最終学歴卒園の国際弁護士、中学校受験に挑む〜採点の巻〜(前編)

念入りに戦略を練り2日に渡ってがんばって受けた偏差値77の灘中学校の入試2012年版。

算数の解答用紙は空欄が多く、理科はあってずっぽうに解答したので、採点なんぞは時間の無駄、なんてことは考えずに、奇跡を信じて採点する。

まずは算数から。

初日に出題された20問、2日目に出題された15問のうち解答を記入できたのは7問と5問だけ。大半の問題は解答を記入できないほどチンプンカンプンだった分、記入した解答には自信を持っていたのだが、正解はそれぞれ5問と4問に留まり、合計52点だった。

ちなみに、200点満点である。つまりは、26点相当だ。

解答を記載した12問だけを見ても、配分されてる68点中52点。これは76点に相当し、なんと、解答した問題に絞っても合格者の平均点86.2点に及ばない。なんとも情けない結果である。

そこで希望を国語につなげる。

1日目は記号問題が多く、これが実によく当たった。ところが残念なことに記号問題の点数配分はどれも1〜2点で、いくら正解でも点数が積み上がらない。結局、80点満点中の52点。ことわざや漢字の書き取りなど、運ではなく知識が求められる問題はほぼ壊滅的だったことを踏まえると、まあまあの出来と言える。

2日目は文章問題が多く、これらについては解答の解説を読んでも正解の「例」しか提示されない。算数で悲惨な結果を収めたことから国語で点数を稼ぐ必要が出てきたので、解答が明らかにトンチンカンじゃない限り、正解とした。主観的な採点だといくらでも操作できるもので、結果、120点満点中の95点になった。

算数と国語の合計は199点。理科が100点満点でも合格者最低点である362点に届かないので、ここで不合格確定だ。

もっとも、これは採点を止める理由にはならない。今更、合理性を求めても仕方がないのだ。なにせ、そもそもこの中学校受験企画自体がアホらしい。

そこで、理科も採点してみたところ、100点満点中の18点だった。問題の意味が何一つ分からなかったわりには上出来と言える。やはり回答用紙というものは埋めてみるものだ。適当に書くだけで2割も当たる。

こうして採点した結果、3科目の合計は217点となった。合格ラインに59.9%しか達しておらず、なんと開成高校入試の64%から後退している。

後編に続く)

Series Navigation<< 最終学歴卒園の国際弁護士、中学校受験に挑む〜受験の巻〜(後編)最終学歴卒園の国際弁護士、中学校受験に挑む〜採点の巻〜(後編) >>
 
One Comment

コメントを残す

Translate »