低い投票率も金も無能な政治家も、「政治」にはつきもの(後編)
僕は政治と政策は切り離して考えるべきものだと思っている。日本は「多種多様な1億人」から構成されており、「政策」もその人数分だけ存在する。たった700人の国会議員だけを考えても、それぞれが自分の政策に拘泥したら、国会はカオス状態に陥ってしまう。政策に無頓着な人がいて、そういう人が政策に拘りがある人たちをまとめ上げているからこそ、国が麻痺しないで運営されていけるのだ。
僕にとっての政治とは、次のようなものである。
「日常生活を生きていくことに精一杯な多種多様な1億人から構成する国家を、一般の人が関与できる、そして一般の人が実際に関与している形で、安定的に治めること」
僕の政治に対する考えは、概ねこの一文に凝縮されている。