WBCは米国がスポーツビジネスに長けてる証(前編)

侍ジャパンがWorld Baseball Classics(WBC)の準々決勝で敗退してしまった。日本全国が盛り上がっていたのに、とても残念である。

僕がWBCについて思うのは、こんな取り組みを20年で軌道に乗せるなんて、さすがスポーツビジネスに長けてる米国だな、ということだ。

よくよく考えてみると、WBCは結構無理がある企画である。野球は、サッカーのように全世界で人気があるわけでもなければ、オリンピックのように国際イベントとしての実績が何十年もあるわけではない。米国、カリブ海諸国、メキシコ、日本、韓国、そして台湾くらいでしか国民的な人気がないのに、4年に1度グローバルの大会を開催するとは大胆とも言える。

そもそも、2006年のWBC第1回大会は、野球の発祥地である米国で若干冷ややかに受け止められていた。放映権はスポーツ専門チャンネルESPNが獲得したが、生中継は39試合のうち16試合に限定され、日本で行われた試合は編集される始末だった。

米国での平均視聴者数は約140万人。決して低迷したわけではないが、メジャーリーグのレギュラーシーズンにおける1試合の視聴者数が110万人〜260万人だったのを踏まえると、WBCの視聴率が高かったとは言い難い。一方、日本では侍ジャパンが優勝した決勝戦を6000万人が観ていた。

もっとも、WBCは最初から米国を対象としたイベントではない。

(後編に続く)

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