僕はボウリングやらダーツやらカラオケやら、とにかく娯楽が大好き(前編)

僕は娯楽のために生まれてきたような人間である。実際、仕事をする必要がなければ、僕は終日娯楽に興じているであろう。

まさに今年のゴールデンウィーク前日はそんな1日だった。

有給を取ったその日はまず、ボウリングからスタート。

平日の真っ昼間だったので、15:00までの投げ放題で1500円という超お得な価格だった。よって、一緒に行った2人と狂ったように8ゲーム投げた。

実は、こんなにボウリングが好きになったのは、大人になってからである。それもある日から突然。

米国に住んでた中学生時代、僕は年に1~2回くらい友達の誕生日会とかでボウリングをしていたが、当時の僕にとって、ボウリングほど苦痛な”娯楽”はなかった。なにせ、まったくピンが倒れないのである。スコアが大抵50~60、良くて80(パーフェクトゲームは300)では楽しいはずがない。

ところが、大学1年生の時、ひょっとしたことで参加したイベントの二次会でボウリングに行こうという話になり、僕は中学時代の悪夢が蘇りながらも、付き合い程度に参加することにした。

すると、意外にもピンがちゃんと倒れる。最初のゲームは130超で、それまで100に遠く及ばなかった僕としては、これは奇跡的なスコアだった。

しかし、本当の奇跡はそこから。2ゲーム目はさらに冴えて、4つ目のフレーム以降はすべてがスペアかストライク、つまり最後の80本のピンをすべて倒せたのである。

スコアは200前後となり、事前に「僕、ボウリングは下手なんだけど」と宣伝していたため、ハーバード大学にボウリングの才能で入ったという出木杉くんから(アメリカの超一流大学には、学力以外にも何かがないと入れないのだ)、「なんだ、十分うまいじゃん」と皮肉を言われてしまった。彼の方がだいぶスコアが高かったにもかかわらず。

それ以降、僕はボウリングに誘われれば断らないようになった。大学時代の奇跡は再現できていないものの、今の僕なら最低100、大抵110~130、調子よければ140〜160のスコアが出せるようになり、この日も111〜165、アベレージ134と個人的には平均並みのスコア。「ヘタクソ」を脱却できたボウリングは、存分に楽しめるようになった。

後編に続く)

 
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